6月27日に行われた、任天堂の「第83期 定時株主総会 質疑応答」にて、『次世代機への移行に関して具体的な施策があれば教えて欲しい』という質問に対して、任天堂代表取締役社長である古川俊太郎氏は「次世代機への移行に関しては、以前はハードウェアだけが当社がお客様と繋がる手段であり、ハードウェアが新しくなるとお客様との関係を再構築していく必要がありました。」としたうえで、全世界で2億9000万ものニンテンドーアカウントが作成されたことに触れ、『Nintendo Switchから次世代機への移行においては、ニンテンドーアカウントを活用しながら、お客様にうまく移行していただけるように努めていきたいと考えております』と回答しました。
具体的なスペックや発売時期については言及されていませんでしたが、任天堂がNintendo Switchの次世代機について検討している段階であることが伺えます。
Switchの後続機は、現行のSwitchの一部を引き継ぎ、物理ソフトカートリッジの使用、外でもプレイが出来るポータブルモードといった機能が含まれているとのことで、現在主流になりつつあるOLED(有機EL)ディスプレイを避け、コスト削減を主軸に液晶ディスプレイを採用する方針のようです。
ローンチ時の在庫を十分に確保するため、リリース時期は2024年の後半を予定しているとのことでした。
2024年後半に次世代コンソール機をリリースするというのは、任天堂の過去の傾向と一致しています。
同社はPlayStation4とMicrosoft Xbox Oneが寿命を迎える途中でSwitchを発売し、大成功を収めました。
任天堂はこれまで64からゲームキューブ、Wii、WiiUと長い歴史の中で、コンソール機で多くの移行を経験しており、それによる長時間のバッテリートハイクオリティな映像が享受できるとしたら、それに反対する人はいないでしょう。