
5月26日にベトナムのホーチミン市にて、ゲームフェスティバル「Vietnam GameVerse 2025」が開催されました。この「Vietnam GameVerse 2025」では、ゲーム業界関係者(開発者、パブリッシャー、企業など)やゲーマー、一般来場者が集まり、新技術を体験したり交流を深めたりできる他、様々なブースが設置されており、一般来場者にも楽しめるようなイベントとなっております。
このイベントの大舞台でゲーム業界の最新動向やゲーム開発技術、新しいテクノロジーなどの照会が行われ、2024年度のベトナムのゲーム業界の売上高が13兆6630億ベトナムドン(日本円で約750億円)増加したとの発表がありました。
eスポーツ分野がとても盛んな国で知られているベトナムですが、2023年にモバイルゲーム製造国の世界トップ5入りを果たす実績を持っています。そしてこの実績により、海外の大手ゲーム企業がベトナム市場に加わり、ベトナムの国内企業の1つである「VNGコーポレーション(通称:VNG)」と事業提携を結ぶ結果となりました。
このVNGは、有名企業である米ライアットゲームズ(Riot Games)が出している「League of Legends」と「VALORANT」を連携して提供しています。
受託開発として進めてきたベトナム企業は、自社開発へと移行し、「Flappy Bird」や「Magic Tiles」などのゲームを開発し、大ヒット作品として世界各国に広めました。

ベトナム企業は、国内企業だけで2023年の時点で年間売上高10億ドル(約1430億円)を目標にし、ゲーム業界の強国として名をはせる国になると期待されている。
2024年の世界のゲーム市場は1877億ドル(約26兆8000億円)に達しており、現在から約2年後には2133億ドル(約30兆5000億円)になると予測されております。
※下記の円グラフは2024年度のゲーム売上の国別(ランキング1~3位まで)になります。
