カプコンは10月26日に、2024年3月期の第2四半期累計の連結決算を発表しました。
2023年4月1日~9月30日の累計期間での連結業績は、売上高が749億3400万円、営業利益は338億3500万円、経常利益は361億6400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は252億8700万円となっており、11期連続の営業増益となる通期計画の達成に向けて順調に進捗しているとのことでした。
主力であるデジタルコンテンツ事業において、主力シリーズの大型新作である『ストリートファイター6』を投入したことや、デジタル販売を通じたリピートタイトルの積極的な販売推進により、大幅な増収増益を達成したと言います。
また、4月に発売されたアクションRPGである『ロックマンエグゼアドバンスドコレクション』が142万本を売り上げ、7月発売のTPSである『エグゾプライマル』が100万ユーザーを突破する等、新規IPが好調だったようです。
更に、リピートタイトルでは、3月発売の『バイオハザードRE:4』が、PlayStation VR2対応の無料タイトルアップデート等継続的な施策により累計545万本を売り上げ、リピート販売拡大に大きく寄与しました。
また、『モンスターハンターライズ』や『バイオハザードRE:2』等シリーズタイトルを中心に、積極的なプロモーションによる認知拡大と新たなファン層の獲得を図ると共に価格施策などを行った結果、リピートタイトルの総売上本数は1760万本となり、前年同期の1605万本を上回り収益を押し上げたとのこと。
ほかにも、9月にリリースされた『モンスターハンター』シリーズの最新モバイルゲームである『モンスターハンターNow』のグローバルダウンロード数が500万を突破しています。
東京ゲームショウ2023では、今後発売予定のタイトル試遊などを中心としたブースを出展しました。
日本ゲーム大賞2023では『モンスターハンターライズ:サンブレイク』、『バイオハザードRE:4』が優秀賞を受賞したことがタイトル販売の弾みになったと言います。
この結果、売上高は612億7500万円、営業利益は345億300万円と、大幅な増収増益を達成しています。