Nvidia株価急伸、AIによる半導体需要はまだまだ衰え知らずか

グラフィックボードや人口知能(AI)向け半導体で大きなシェアを占めているエヌビディアの目標価値を引き上げる動きが相次いでいることが分かりました。

23日の決算発表を控えて楽観的な見方が広がり、21日の米株式市場でエヌビディアは急伸しました。

目標株価の平均は足元で520ドル超と、現在の株価から約11%の値上がりを見込んだ水準。

目標株価はわずか1週間前の505ドルから一本調子で切りあがっています。

元々、エヌビディアの株価は2022年に50.3%下落し、世界的な物価上昇や中国の新型コロナウイルス過でゲーム機の販売が落ち、ゲーム向けの半導体部門が不振だった結果が見て取れます。

しかし2023年はAI開発向け半導体を手掛けるデータセンター部門の成長への期待が高まり、物価は急激に値上がりしました。

エヌビディアの株価の8月15日の終値は438.08ドルで、2022年末の約3倍となっています。

上昇率はS&P500構成銘柄中で首位とし、2位のSNS大手メタ・プラットフォームズの2.5倍に差を付けています。

ChatGPTなどを動かすデータセンター向けGPUの需要が急増しており、米ロイターの取材に対し「1月に急激な需要増があり、追加の発注を強いられた」とコメントしています。

GPUは、ChatGPTなどのLLMにおいて学習用に使われるだけでなく、ユーザーとの応答を生成する推論用にも使わるためこれからもますます需要は高まっていきそうです。

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